新しい記事投稿エディッタを
さっそく使って
数回、投稿しましたが
使いやすいところもあるんですが
なじまない・・というか
ひどいところもあるので
(記事が2回消えた)
また
元に、戻します。
以前に
「第9地区」の元になった短編を紹介したけど
これも
最初に評価された短編があって
それを
長編化したパターンです。
有名な監督が製作に参加したことによって
プロジェクトが動いた点も似ている。
ただ
この「9」という短編は
短編の物語として完結している。
第9地区の元になった短編「Alive in Joburg」は
世界観を提示していただけであったが
それとは違って物語は
短編として完成している。
これを
長編にするのは難しい。
よっぽどうまくやらないと
ただ
贅肉をつけて太らせただけになってしまうからだ。
さて
この映画の長編化は成功したか・・といえば
残念ながら
うまくいっているとはいえない。
これは
けしてほめ言葉にはならないが
短編を見ればいい・・と思う。
これをわざわざ長編にするなら
世界観とイマジネーションだけを残して
まるっきりオリジナルのストーリーを作るべき・・だと思う。
で、なければ
イマジネーションを拡大したアートフィルムにすべきだ。
しかし
それが出来ないのがハリウッド。
まあ、結局、ヒットしたので監督としては
これでよかったのかもしれないが・・。
今回、
少し辛口なのは
実は製作に名をつらねたティム・バートンに対する
失望も含んでいるからだ。
あまりにもひどすぎた「アリス・イン・ワンダーランド」
まったく
何十年も前の作品のほうが
前衛的・・ってどういうこと?
き○がい帽子屋がなんで
「君を待っていた」・・なんてことをいうわけ?
なんで、
アリスが救世主?
ぶっこわして、あばれて、踊りくるって
終わりじゃないの?
もし
次の作品であんなバカやったら
二度とティム・バートンは観ないつもりだ。
さて、
この作品の監督も、
かなりイマジネーションで頑張っているが
実は
あるアニメ作家の世界をぱくっている。
ブラザーズ・クェイ。
「ストリート・オブ・クロコダイル」で
世界の好き物アート野郎を驚嘆させ、
「zoo」という映画のモデルにもなった
(本人たちは激怒したが)この双子の兄弟のイマジネーションを
かなりぱくっている。
しかし、
あの世界観を物語に取り込んだこの映画の監督の
腕前は
たいしたものだが・・。
なんせ
ブラザーズ・クェイは
長編でことごとく失敗しているのだから・・・。