記憶にある・・この充実した絶望感
懐かしい気がする
なんだろう・・
観ている間、ずっと気になっていた
やがて
気が付いた
あの映画だ
あの映画を観ていた時の
充実した絶望感だ
今村昌平の「復讐するは我にあり」
ナ・ホジュンは
2作目にして
今平の空気を身に着ける
信じられない・・・
延辺朝鮮族自治州
中華人民共和国吉林省に位置する朝鮮族の自治州。州人民政府所在地は延吉市。現在、全人口のうち漢族が過半数以上の59%を占め、朝鮮族の割合は39%に低下している。
朝鮮族（ちょうせんぞく、조선족）
中国に居住する朝鮮民族のこと。中華人民共和国の民族識別工作により定義された少数民族の一つ。在日韓国・朝鮮人のような外国籍集団ではなく、中国の国籍を持つ中国人である。中国国内に住む朝鮮民族であることを明確に示すため、中国朝鮮族又は韓国系中国人/朝鮮系中国人（한국계 중국인/조선계 중국인）とも呼ばれる。
一応
観る前に少しだけでも頭に入れておくと
いいかもしれない二つをコピーしました
さて
なんといえばいいのか？
良質のクライムサスペンス？
フィルム・ノワール？
なぜだろう？
どんなキーワードを上げても
しっくりこない
物足りない
とりあえず
前作の「チェイサー」のように
容赦ありません
どこにも
なににも
容赦しません
現実にも
涙にも
暴力にも
絶望にも・・
容赦なしです
グナムは、
連絡をしてこない妻が、
韓国で浮気している・・と妄想する
その妄想に
グナムを苦しむ、
何度も悪夢をみる
娘を預けた母親は妻の悪口をいう
浮気女・・と
否定しようとしても
しきれない
妄想
そんな地獄を打破するのは
もう
金しかない
万国共通
どんな身分の人間も
相変わらず
最終的に
絶望から抜けるのに出す結論
金さえあれば
金のためにグナムは
妻と同じように密入国船に乗って
韓国に向かう
そこで経験した過酷な体験
乗り合わせた女性が
あまりの過酷な船旅に死んでしまい
韓国の海に捨てられる
これが
妻が体験したであろう過酷・・・
心身ともにボロボロになりながら
妻が、
生活している
浮気しているかもしれない
韓国の上陸する
グナム
そこで
金を得るためにグナムが行使するのは
暴力。
この映画では
ほとんど拳銃はでてこない
韓国の警察が一度だけ使って
とても
間抜けな結果に終わるのみ
ぶっ殺しあうのは
斧と包丁・・・
ほとんど
叩き殺す
ラストのほうに至っては
殺して殺されて
また
叩き殺すという凄まじさ
平和に畳の上で死ぬのは幸せなこと・・
そして
最近の映画では珍しいのだが
主人公が携帯を持っていない
だから
携帯をかけるときは
殺した相手の血まみれの携帯で
敵の携帯と話す
そして
もうこれは
最近の傾向を超えて必然となりつつあるが
キム・ユンソク演じるミョンの悪党ぶりが
楽しげすぎる
グナムがいろいろなものを
背負ってウロウロ、オタオタしているのに比べて
悪党ミョンに迷いはない
楽しげに仲間と集まって
さあ、みんなで殺しにいこうぜ！！
と
そのうち
ダンスでも踊りだしそう
EXILEが全員でぶっ殺しまくる・・というのり
しかし
グナムも負けてはいない。
ある時点から
殺人EXILEに猛然と反撃を開始するのだ！！
いや、もう、そこからは
胃袋満タンの
血血血・・・・・
隣で観ていた客が最後のほうは
ため息・・・・
もういいよ
勘弁してくれ・・と
ラストカットの話を
（ネタバレはしませんので）
あれが
いるか、いらないのか
・・・・・・・・
僕は
いらないと・・おもう
なんとなく
わかるようには作ってあるので
それでいいと思う。
まず
観てください
新年から見る映画じゃないけど
もし心に余裕があれば
この容赦ない映画・・観るべきだとおもう
