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312 「説得 エホバの証人と輸血拒絶事件」 序  GAGAは単なるファッションですか?

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ササポンのブログ



自らの信仰に忠実に従うあまり、
両親は愛児への輸血を拒否。
交通事故に遭った小学生は苦しい息の下で「生きたい」と訴えながら、
出血多量で死んだ。
なぜ、両親は子供に対する輸血を拒否したのか。
なぜ、医師は輸血を施し子供を救えなかったのか。

一般の市民だけではなく
同じキリスト教の別会派からも
批判された
この事件

覚えていますか?

覚えているほとんどの人は
恐らく
事件が起こった当時
この両親に激しい怒りを感じたはずです。
僕もそうでした。

そのほとんどの怒りの理由は

「交通事故に遭った小学生は苦しい息の下で「生きたい」と訴えながら、
出血多量で死んだ。」という
当時のマスコミで大々的に報じられた
この一文だろう。

これによって
両親の狂信的なカルトぐるいの
犠牲になった
かわいそうな子供・・・という
いかにも
ワイドショーや
女性週刊誌が
喜びそうな認識が
出来上がってしまった。

この本は
それが
本当に
そうだったのか・・・と
いうことを
どちらかといえば
エホバの証人側から
見つめ
検証している。


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「70になってね、なにかお茶やお花じゃないものを
やってみたかったの。みんなのやらないものを。」
「神があるというのは知ってましたよ。ただこうゆう神様だということは
知らなくて」

会衆一の高齢者の言葉

エホバの証人の信者は
30~50代の主婦が多い
奥さんが始めて
旦那さんも・・という
パターンが多いようだ。

これだけ
聞くと
まるで
スティーヴ・キングの小説みたいに
狂信的な母親に
虐待まがいの教えを受けた
かわいそうな子供たち・・・という
風景が観えてきそうだが
実のところはそんなに単純ではない。

常識的に考えて欲しい

20,30,40,50代の
ごく普通の主婦である。

そんな
カルトなものに
「お花やお茶」の代わりに
嵌まるわけがない。

この本に
描かれたエホバの証人の信者の姿は
とても
穏やかで
おおらかで
楽しそうだ

ここに
オウム事件のときに
やたらに流された狂信的な
憑りつかれたような姿はない。

それは
冷静に考えればわかる
それぞれの家庭には
大なり小なり
宗教はあり
活動があり
それらは
何の問題もなく
誰に気味悪がられることもない

あの当時
ほとんどの国民が感じた
気味悪さは
自分の息子の命よりも
自分たちの宗教の教義を
優先させたという
結果のみ・・・。

まるで
その決断がなんの疑いもなく
迷いもなく
行われたという報道

世の中は
そのほとんどが
TVの報道とは
かけ離れたところでなりたっている。
しかし
一端、
事件が起きると
すべてがTVの報道のままに
なってしまう。

これによって
なんども
間違いによる
悲劇が繰り返されたのにも
かかわらず・・・

ここまで
読んでいて
もしかしたら
「こいつ危ないんじゃないか」
「エホバの証人寄りの
気持ち悪いやつ」
と、思った人間もいるかもしれない。

たとえ
レディガガが

「私たちは生まれたときからみんなスパースターよ」
「そのままの自分を愛するのはいいことよ」
と、歌い

すべての人の
すべての価値観に
意味がある・・・と
歌って
ガガさまなどといわれて
熱狂的に迎えられても
僕の
貴方の中にある
その薄気味悪さが
あるかぎり
ガガの歌詞を
彼女の心を受け入れたとはいえない。

それは
僕が数日前に
関心があると書いた
AKB48に対しても
同じだ。

人間は
差別の生き物だ
何かを差別していなければ
安心できない
悲しい生き物だ
だからこそ
弱きもの
力ないものは
寄り集まって助け合う。
しかし
そんな人たちを
気味悪がって
あざ笑って
叩き潰すのが快感なのだ
僕たちは・・・


つづく









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