秘密諜報機関(1961)
THE SECRET WAYS
メディア 映画
上映時間 112分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(UNI)
初公開年月 1961/08/
ジャンル サスペンス
【クレジット】
監督: フィル・カールソン
製作: リチャード・ウィドマーク
ユアン・ロイド
原作: アリステア・マクリーン
脚本: ジーン・ヘイズルウッド
撮影: マックス・グリーン
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演: リチャード・ウィドマーク
ソニア・ツィーマン
センタ・バーガー
シャルル・レニエ
【解説】
マクリーン作『最後の国境線』の映画化。米ソの冷戦下のハンガリーを舞台にしたスパイ・サスペンス。1960年、スパイのレイノルズはハンガリーのヤンシー教授救出を依頼される。教授の娘ジュリアとウィーンからブタペストへ。期限は3日間。地下組織のアジトで教授と会ったレイノルズは教授の強情さから一旦は救出を諦めるが、敵の魔の手が地下組織に伸びて、教授、レイノルズ、そしてジュリアまでもが投獄される。薬と拷問に耐える彼らに脱出の道はあるのか?
スパイ物としては、少々緊張感が足りないが、ラストの畳み掛ける脱出行は迫力満点。ロマンスも描かれているが、こちらは中途半端である。寒々とした共産圏を浮き彫りにする白黒画面は、原作が雪に閉ざされたハンガリーが舞台なのに比べると物足りない。監督のP・カールソンは007のようなユーモラスなスパイ物にしようとしたが、製作・主演のR・ウィドマークと対立して実現しなかった。マクリーン物としては最初の映画化作品。